こどもとおとなが織りなす、ともに生きる生活。
近年、「遊び」の環境作りへの関心が高まる一方で、
「生活」の環境づくりに難しさを感じている保育現場が増えています。
生活が整わなければ、睡眠や食事、排泄といった基本的な営みが安定しません。
身体の発達も、心を動かす遊びも、どこか落ち着かないものになってしまいます。
社会全体の生活様式の変化や、家庭環境の多様化も影響しているでしょう。
同時に、保育の土台である「生活」が、いま改めて問い直されているのだと感じます。
この本では、こどもたちの姿を見つめながら、保育における「生活」とは何か、
そして、こどもと大人が共に生活をつくるとはどういうことなのかを考えていきます。
私たちの社会は、いつの時代でも、こどもの存在が必要です。
こどもたちが、日々、活き活きと生きることのできる社会。それは、家庭と保育現場から始まります。



