ごど、すしこ、ヤマガゼ、けいとまま、なめぜえ、ひしお、みずきじる…。
ある事情から発酵食品に取り憑かれた微生物学者。
雪積もる冬には村の味噌玉づくりに参加し、口八丁手八丁、村人や菌類と友達になる。
春になればミズキの切株についた、ジュクジュクの樹液酵母を見つけ興奮する。
別の日には、味噌玉の起源を調べ、文献と郷土史の迷宮を彷徨いはじめる。
さらには発酵が進んでドロドロになった食べ物に、微生物の多さを夢想し歓喜する。
そんな微生物学者とそれを静かに眺める同僚、二人の共著による本書には、
発酵食品の生物学的・民俗学的知見が、ドロドロジュクジュク詰まっている!



